法律知識ゼロから一ヶ月半で行政書士試験に合格した行政書士のブログ

法律知識ゼロから一月半で受かった経験を元に、戦略や戦術、勉強方法や教材の情報を提供します。http://home.usaneco.net/

戦術その1: 勉強方法について

教材については最初の頃に書きました。

心構え: 教材について - 法律知識ゼロから一ヶ月半で行政書士試験に合格した行政書士のブログ

 今日は、勉強方法について、二点ほどお伝えします。

これは私個人のもので、かなり特殊な方法なので、皆さんはそれぞれのやり方があるでしょうし、参考程度にきいていただければ結構です。

 

1. 大まかなところから入る。構造から入る。

私は性格も大まかなのですが、そのせいか、どんな分野でもいきなりテキストとにらめっこして勉強し始めることはなく、ぼんやりと大まかなところをつかみたいと思って目次を読んだり、パラパラめくったりしてから始めます。

大まかなところというのは、例えば民法であれば、財産法と家族法でできているんだな、その中はさらに二つずつに別れているんだな、といった感じです。また、総論のようなところを先にやる、というやり方もそれに当てはまります。例えば特別法と一般法のこととか、用語の使い方とか、そういった抽象的な部分を大切にしてます。

つまり流れは、抽象的な感じのところから具体的なところに進む、ということです。

でも、正直言うとはじめは具体性に欠けていて、何のこっちゃという感じなことがおおいです。が、勉強をすすめていくうちに地図が細かくできあがっていく感じがあるのです。ジグソーパズルのようにピースがはまっていくというか。

この感覚が多分、記憶する上で重要なのではないかなと思います。なので腑に落ちるという経験が、最初の頃に大まかにやって、空白に近いおおざっぱな地図を作っておくことで、出会うことになると思います。

それに地図があると、大きな視点に立ちやすいです。袋小路に入らないというか、飽きたらあそこに行こう、みたいにやれますしね。

それに、法律分野ってのは非常に厳密に作られ、曖昧なところがあまりなく、構造から把握するというのをやりやすいと思います。英語の勉強とかだと例外ばかりで大変ですけど。

 

2. マインドマップをノートがわりに活用。

これは人に勧めたいけど勧められない方法です。

というのも私にとってはかなりやりやすく、これを採用して非常に良かったなとおもった方法であり、行政書士試験後も何かを新しく勉強するにはこれを使っているのですが、万人受けするかというとさすがにそうじゃないなと思うからです。

また、マインドマップって何?っていうところから入らないといけないし、パソコンに張り付いて勉強するタイプじゃない人には無理だろうし、できればディスプレイは二つあった方がいいと思うし、などなど障壁が高いです。

なので今言ったような条件に当てはまっている方はぜひご検討ください(ディスプレイは一つでもできると思います)。

で、具体的なところですが、マインドマップには色んなサービスがあったりローカルのアプリケーションもありますが、私は外出先で気軽に見たいというのがあって、 mindmeister というオンラインサービスの有料プランを使っています。どんどん進化していてすごく使いやすいし、オンラインなので外でも見られるのがいいです。ノートパソコンなどを持ってる方にはお勧め。

そして肝心のマインドマップでどう勉強するか?ですが、マインドマップを使ったことがあるという前提で話しますと、法律のポイントを構造化してまとめていきます。例えば、以下のような感じです。ちなみに以下のものは実際に私が行政法の勉強で作成したマインドマップの画像です。

f:id:usaneco-home:20120529193922p:plain

この画像は、上の階層まで縮めたものですが、これを展開すると以下のような感じになります。

 

f:id:usaneco-home:20120529194806p:plain

 

この時点で、普通の使い方じゃないなと思われる方もいるかもしれないです。というのはかなり長文を書くからです。上記の画像では単文のものが多いですが、もっと長い文章を書いているところもあります。

さて、マインドマップは以下のようにパッと全体を見渡せ、かつ細かいところにまで入っていける、というようなものになっています。また、作り自体が構造化されているため、その構造のまま頭の中に入れることができます。

ノートで作るとパッと全体を見渡すことはできないし、全部が書いた時系列でできてしまいますが、マインドマップはそういうところがないのがいいと思います。

また、法律自体が構造化されていて、マインドマップととても相性がいいというのもあります。

そしてこのマインドマップは、参考書をさらに圧縮したものであり、かつ自分で理解しているものになります。勉強をし、理解しながら作っていったので、分からないところはないわけです。だからこそ記憶に残りやすいのです。

(近々、上記のキャプチャ元である、行政書士試験のために作成したマインドマップを mindmeister 形式か、Freemind の形式で販売しようかともくろんでいますので、ご興味のある方は今しばらくお待ちください。また、もしすぐに欲しいという方がいらっしゃったら home あっと usaneco.net までご連絡ください。)

 

以上、私の勉強方法でした。私は実際、一冊もノートを作ってないです。参考書とマインドマップだけです。試験会場には参考書とノートPCを持ち込んで最後の確認をしました。まあかなりイレギュラーなやり方だとは思いますが、もし皆さんに会いそうだったらぜひお試し下さいませ。